このブログのタイトルからYM125-Ⅲ関連でこのブログに飛んできた人もいると思うので、最初に一言言っておきます。
YAMASAKI YM125-ⅢはYAMASAKIの完全オリジナルではない。
ホンダCG125のコピー品である。
ここにCG125の歴史を書いてもいいですが、ホンダ公式に良いページがあるのでそちらを載せておきます
https://www.honda.co.jp/50years-history/challenge/1975cg125/index.html
いくつかのバイク雑誌のWeb版などでYM125-Ⅲのことを「30年以上変わらない設計」だの「完成度の高い」だの書かれていますが、CG125がいたからこその結果だということを忘れないでほしいです。
YAMASAKIが基本設計からしたわけでもないし、YAMASAKIが30年以上も前から設計、開発、生産していたわけじゃないんです。(YAMASAKIは1999年創業らしいですね。)
正直、海外にはCG125のコピーモデルもたくさんあるし、YM125-Ⅲだけが悪いとかいうわけじゃないですが、YM125-Ⅲの記事を見るたび「いや、お前はオリジナルモデルじゃないだろ、語るなや。」と思います。
あと、諸元に謎な点があります。
CG125は全長1940mm、ホイールベース1200mm、タイヤサイズはF2.50-18、R2.75-18です。
YM125-Ⅲは全長1880mm、ホイールベース1320mm、タイヤサイズはF2.50-18、R2.75-18です。
ホイールベースはYM125-Ⅲのほうが120mmも長く、タイヤサイズは前後とも同じなのに、何故全長は60mmもYM125-Ⅲの方が短いのでしょうか?
そこまでしっかり測定されてないのではないでしょうか。
適当なんです。
色々と。
エンジンモデルも記載はありますが、縦型エンジンのYM125-Ⅲと同じメーカーが輸入している横型エンジン(カブ系のコピー)のAPトライクで型式が一緒です。
どう考えても別物なのに。(ちなみYXW12というモデルらしいです。)
追記:どうやらパンフレットの方では正しいエンジン型式が記載されているようです。
サイドカバーのYM125-Ⅲの文字も傾いてるし、歪んでます。
もし、愛車がこんなことだと僕は悲しいですね。見た目悪いし。
フロントフェンダーもタイヤとの隙間がガバガバでちょっとダサいですね。
隙間さえ大きくしとけば雑な作りでもなんとかなりますもんね。
サイドカバー下の工具入れは更に小さくなってます。変な隙間が気になります。
ちなみにCG125の工具入れに入るのは車載工具と自賠責の書類がギリギリ入るくらいです。YM125-Ⅲの工具入れはほぼ入らないんじゃないですかね。
正直アフターサービスは期待できそうにないです。
パーツリストもないですし、サービスマニュアルとかもないでしょうし。
せいぜい、組立説明書くらいでしょうか。
CG125は日本でこそマイナーバイクですが世界では(特に発展途上国等)ではメジャーなバイクでカブに次ぐ、地域によってはカブ以上に愛されてきたバイクなんです。
なので、YM125-Ⅲと同じ中国製でも、質が違います。愛されてきた者の格があります。パーツリストやサービスマニュアルも外国語だけどあります。積み上げてきた歴史はそう簡単に超えられるものじゃないんです。見た目は似てても中身は別物です。YM125の歴史なんてスッカラカンです。(中身もスッカラカン)
所詮、見た目だけを真似た(セコイので一部の形を変えた)だけの廉価コピー品です。
まぁ、悪いところばっかり書くのもアレなんで、個人的にYM125-Ⅲで気に入ったところでも書いておきます。
・フロントディスクブレーキ
謎のアナログABS付きです。効きがどんなものか気になりますね。
・丸型のメーター
よりクラシック感あっていいなと思いました。燃料計は嬉しいけどデジタル表記は微妙。ちなみにこのメーターの作りはスズキGN125-5に酷似してます。どれだけパクれば気が済むの?
・キック付き
シンプルに羨ましい。CG125はFi化されたときになくなりました。
くらいですかね。
僕はYM125-Ⅲを買うくらいならCG125を買ったほうが良いと思います。
YM125-Ⅲは安いですが、安いだけのバイクだと思います。よくある中華モンキーとかと同じようなものだと思います。(あれよりは流石にマシか)
+2万くらい?出せばCG125のFiも普通に買えると思うのでそっちのほうが断然おすすめです。
グーバイクで見たところ、YM125-Ⅲの取り扱い店舗は2店舗しかなかったので参考にはならないかもしれませんが、支払い総額の平均は26万でした。
これならCG125と変わらない、もしくはCG125のほうが安く買えそうですね。
ブログ内で廉価コピー品と書いてますが実際廉価でしょうか?
CG125のFIは組み立て済みの車体価格は大手のSOXで180,000円くらいでした。キャブ時代なら10万円代前半でした。
一方のYM125-Ⅲは箱入りの状態、未組立で199,000円くらいです。
大して安くないですよ。
国内メーカー並みの品質があったり、サポートがあったりして19万なら安いほうだとは思いますが、品質は低いし、大したサポートも期待できないものに19万払うのはもったいないです。高い買い物です。
廉価コピー品というより劣化コピー品でしたね。
僕はYM125-Ⅲをおすすめしません。
おまけ
サイズ比較をしてみました。
リアタイヤのサイズが同じらしいので、タイヤサイズに合わせて画像を重ねてみました。
YM125-Ⅲ単体↓
重ねてみた↓
ホイールベースはたしかに長くなってそうですね。 100mmも長い感じはしませんが。
全長はYM125-Ⅲのほうが長そうです。
あと全体的に腰高というか、サスペンションが長そうな感じがします。
リアタイヤとフレームの隙間とかが比較すると分かりやすいです。
実車同士で並べて比較してみたい。
追記:YAMASAKIのYM125-Ⅲを全否定する気はありませんが、パクリであるYM125-Ⅲが安いからって、ちょっともてはやされている現状は気に入らない。
YAMASAKIの完全オリジナルバイクだったら好評価したかもね。
(まぁ、まずはYAMASAKIっていうYAMAHAとKAWASAKIのハーフかよってメーカー用をどうにかしないとね。)
言ってしまえば中華モンキーをそれっぽいメーカー名つけて、コード番号的な車体名つけて堂々と売ってるようなもんだよね。
それをまぁまぁ大手のバイク紹介記事書いてるところが「KAWAHAオリジナルのKW50-Ⅳです!」って紹介してるようなもんだよね。
そのうえ、設計が変わらないだの完成度が高いだの書いてるようなもんだからね。
頭にこないわけがないでしょう。
日本ではCG125がメジャーな存在ではない事をいいことに堂々と劣化コピー品を売りやがって。
恥を知れ。
この記事に関して、「拗らせてる」とか、「変なプライドが」とか言ってる人もいました。
好きなものパクられて、パクリのほうが安いってだけでチヤホヤされてたらそりゃあイラつくし、「こんなのに負けるかよ」ってプライドもでますよ。
あと、この記事に書いてることは拗らせてあること無いこと書いてるんじゃなくて、事実を書いてます。
YM125-ⅢはCG125のパクリです。
良くない模倣品です。
あんなものを大々的に認めたら日本のバイク業界は崩壊します。パクリのクソバイクまみれになりかねません。
せいぜい中華モンキーとか中華ダックスみたいに表に出ないところでやるならまだしも、バイク記事を書くようなところが取り上げて良いようなバイクじゃないんです。